中国首相「海外からの投資に一段と門戸開く」、外国企業幹部と会談

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中国の李克強首相は外国企業の幹部と会談し、海外からの投資に対し一段と門戸を開く考えをあらためて表明するとともに、外国企業の権利保護を巡る懸念の払しょくに努めた。

政府のウェブサイトに25日夜に掲載された声明によると、李首相は「中国発展フォーラム」の閉会に合わせてダイムラー(DAIGn.DE)、IBM(IBM.N)、BMW(BMWG.DE)、ファイザー(PFE.N)、リオ・ティント(RIO.L)の経営トップらと会談した。

李首相はその中で、外国の投資家や企業により透明性が高く開かれた事業環境を提供するとともに、知的財産権の保護や強制的な技術移転の是正を保証することに中国はコミットしていると述べた。

米中通商協議に関する質問にも答えたが、声明では詳細に触れていない。

 
中国の苗ウ工業情報相は25日、工業部門に対する政府の細かい管理や直接介入を削減する方針を明らかにした。しかし中国は、製造強国を目指す長期的な計画は取り下げていない。

李首相は会談で、「中国は革新や発展の余地を生む新しい技術の開発や産業の発展を奨励する」と述べ、芽生えつつある技術革新を「殺す」ことを中国は容認しないと言明した。

さらに、中国は妥当なレンジでの経済成長を維持すると述べ、経済への圧力を巡る懸念の払しょくに努めた。